1/24(日)、雪遊び広場特別企画「雪洞づくり体験」を開催しました。
ビジターセンター前公共駐車場の除雪で出来た雪山を使って雪洞を掘り、プチ・ビバーク気分を味わいました。
講師は、大雪山ネイチャーガイドの塩谷秀和さん。
地面からおおよそ1.5~2mくらいの位置から掘り始めます。
入口のところにブルーシートを広げておけば掻き出した雪がその上を滑り落ちていき、溜まった雪を捨てる手間が省けます。
今年の参加者も昨年同様、全員が女性でしたが、なかなかのハイペースです。
入口から1m程掘り進めたところで、今度は横へ向かって掘っていきます。
雪の壁の向こうから、ショベルの音がどんどん近くなってきて…
開通しました!
「トンネルの建築工事って、こんな気分なのかなあ。」
と、一同しみじみ。
写真だと少しわかりにくいですが、大人が中腰で立てるくらいの高さになりました。
雪洞内で停滞するとき、天井に凹凸があると凸部分から水が垂れてきてしまうので、天井のアーチはできるだけ滑らかに仕上げた方が良いそうです。
ある程度形が仕上がったところで、入口からすぐのところに10㎝程度の段差を掘ります。
塩谷さん曰く、こうすることで冷気が下に溜まり、雪洞内部の温度を少し暖かく保てるのだとか。
完成しました。
見た目は寒そうに見えますが、雪洞の中は外気温に関わらず常に0℃前後を保たれるそうで、意外と暖かいのです。
ご参加いただいた皆さま、塩谷さん、ありがとうございました!
今回作った雪洞は、ビジターセンター前雪遊びイベント広場の向かって右側にまだ残っていますので、皆さんも是非一度入ってみてください。