12/27(日)、雪遊び広場特別企画「的当てゲーム」を開催しました。
昨年は大盛り上がりだった当イベント、今年は感染症拡大予防として定員を5名に減らして開催しました。
講師は昨年同様、大雪山ネイチャーガイドの塩谷秀和さん。東川町在住の大ベテランガイドです。
当日は朝から大雪だったため、駐車場の除雪作業が終わるまで館内でホットドリンクを飲みながら塩谷さんのお話を聞きました。
話は、人類の歴史上に槍が登場したおよそ50万年前まで遡ります。
人類最初の槍は投げるのではなく手で持って森に入り、獲物に突き刺して狩りを行っていたようです。
投げ槍が狩猟に利用されるようになり、そこから飛距離を伸ばすために手持ちの投槍器「アトラトル」が登場したこと、その後100年も経たないうちに弓が広まってからは、アトラトルは使われなくなってしまったことなど、
塩谷さんの軽妙なトークで槍の歴史を学んでいただきました。
除雪作業が終わり、いよいよ野外で実践編。
今回の獲物は、塩谷さんお手製のほぼ実寸大エゾシカ♂です。
塩谷さんは、野生のエゾシカにそっと近付いて手で触れたこともあるのだとか。(※塩谷さんだからこそできる芸当です。真似しないでください※)
当初ご予約されていた3名様は全員女性でしたが、皆さん華麗なフォームで槍を投げられていました。
塩谷さん曰く、古代アメリカやインド大陸では、男性たちの中に混ざって狩りに出かける逞しい女性もいたようです。
そして、今年も秘密兵器「アトラトル(投槍器)」の登場です。
器具の先端にある突起にやりを引っかけて、後ろに引く腕のリーチを伸ばすことで、女性や子供でもより遠くへ/強力にやりを飛ばすことができます。
センタースタッフもアトラトルでの狩猟に挑戦。
吹雪の中での活動でしたが、槍投げに熱中して身体が温まりました。
ご参加いただいた皆さま、塩谷さん、ありがとうございました!