8/20現在、姿見の池園地の見どころは、綿毛となったチングルマの群生やエゾオヤマリンドウの群青。
全体的に秋の始まりを感じさせる落ち着いた色合いです。
足元でクロウスゴの実が熟しています。実の先が臼(うす)のように窪んでいるのがポイントです。
ハイマツ帯の下にさまざまなキノコが出てきています。
キノコは図鑑を見ても特徴が似たものが多く、同定が非常に難しいです。
ドクベニタケ?
ベニハナイグチ?
天女ヶ原湿原登山道(姿見~旭岳温泉、下り約1時間半)では、ウメバチソウやタチギボウシなどの湿原植物がまだ咲いています。
蚊もだいぶいなくなり、静かな森歩きが楽しめます。
また、姿見から裾合平方面へ1.5kmほど進んだところにあるベンチのある地点で、標柱にヒグマの痕跡が見られたとのことで取材に行ってまいりました。
噛み跡がついており、体毛も付着していました。
やや古そうですが、道上にもフンや足跡等の痕跡がありました。
ヒグマの体毛は皆さんにもぜひ見て/さわってもらいたいので、展示コーナーに置いてみました。
館内でお楽しみください。
裾合平方面の登山道は、姿見~旭岳山頂に比べて人通りが少なく、毎年ヒグマの目撃情報があります。
突然の遭遇を避けるためにも、鈴や笛などの鳴り物を携帯しましょう。