(C-Dコース分岐/旧中間駅の雪尺)
旭岳温泉から姿見までの登山道はまだ完全に残雪の下です。
旭岳スキーコースの営業・圧雪は5/5に終了していますが、下から歩いてスキーコースのCコースの跡、途中からAコース跡の方をたどれると、だいたい「天女ヶ原湿原登山道」沿いに旭岳温泉から姿見まで歩けることになります。しかしスキーコースは登山道とは少々異なる部分もあり、圧雪の跡は日々不明瞭になり、注意が要ります。
スキーコースの残雪が融け、夏道が部分的に現れると、雪に埋もれていた笹やかん木が泥や枯葉をまとって斜めに起き上がってきます。通り抜けにくく、見通しも効かず、融雪の進む午後には朝に登ってきた道とは様子がかなり異なり、この時期に迷う人が少なくありません。
早めに閉鎖されたDコース跡は、今朝もう雪がほぼ途切れていました。
Cコース跡はBコース跡の下端まで雪がつながっており、比較的深い雪尺の箇所では積雪約2.1mでした。この上、Bコース跡がまだ姿見駅までつながっていますが、今後、姿見駅のすぐ直前で濃い笹薮が立ち上がり通れなくなります。
天女ヶ原では、キクイタダキ、ルリビタキ、ホシガラス、コガラ、ミソサザイなど野鳥の声が聴こえました。
下部ではコース跡を横切ったエゾシカの足あとがありました。
天女ヶ原の残雪トレッキングツアーを14(土)に予定していますので、どうぞご利用ください。お申込みはお早めに。
「旭岳クロスカントリースキーコース」はまだ全周滑走可能です。
『ロータリー』のところでは雪が割れてきており、今後次第に水たまりになる箇所が増えて行きます。
転落などにはじゅうぶんご注意ください。
山麓駅裏の湿地『勇駒別湿原』は、敷かれた木道など残雪におおわれた部分が多く、踏抜き注意です。
「勇駒別高山植物園」の開園は、まだまだ先で、ほとんどの部分が厚い雪におおわれています。
しかし日当りの良い縁のほうではキバナシャクナゲが淡い黄色いツボミをつけていました。
次の週末には開花しそうです。これから雪融けを追い、次々と花が咲いてくるでしょう。