御鉢平周回コース(6月27日)
2022.06.29 Wed 12:49:22
御鉢平周回コース(6月27日)

※雨の日の登山は、場合によっては遭難や大怪我につながるリスクが潜んでいます。

練習やリスク回避が十分できる計画でない場合、気持ちに少しでも迷いがあるのであれば、中止にすることをおすすめします。

 

姿見駅→旭岳区間

旭岳石室(緊急時避難用)を過ぎたら、山頂までの道は稜線歩き。風、雨から避ける場所がありません。

下りの場合は、ニセ金庫岩という非常に間違えやすい箇所があり、ロープが張られています。

ただし、全てのコースにロープが張られていないので、南斜面や地獄谷方面に行かないようにGPSやコンパスをご持参し、自分の位置を確認しながら進んでください。

7合目付近               9合目(ニセ金庫岩)

 

※旭岳ビジターセンターでは、たすかるマップという25,000分の1マップを配布しております。

登山道に設置されている標識では、

地点の座標と高度、次のポイントまでの方向を確かめることができます。→ 旭岳たすかるマップダウンロード

 

旭岳山頂→裏旭野営指定地

裏旭の斜面にはまだたくさんの雪渓が残っています。

滑落しやすくなっていて、ストックが刺さらないような硬い雪や氷もあるので、アイゼンとピッケルがオススメです。

雪渓の範囲も広く、標識がないため、道迷いして全然違う方向へ行ってしまう恐れもあります。

野営指定地には雪解け水が流れています。

  

裏旭野営指定地→間宮分岐

登山道の雪渓が大きく、ルートがわからない場合は、石や岩のペンキ印を確認してください。

間宮分岐→北海岳

天気が良ければ、雄大な御鉢平のパノラマを楽しめるコースですが、当日は視界不良でした。

両側にアースハンモックがあり、登山道がわかりやすいところもある一方、砂利場で登山道の境界が曖昧なところもあります。

北海岳→赤石川

北海岳分岐から下ったところは大雪渓が残っています。雪の下から水の音がします。

雪が地面と当たっているところは、空洞ができている可能性が高く、地面もぬかるみになっています。

まだ登山道が出てきてないため、緑のロープを参考にして進んでください。

ポールなどが融雪が進んで、倒れている場合がありますので、登山道ではなさそうな斜面につきましたら、位置を確認してください。

赤石川

増水中です。渡渉時点では1m前後の壁ができています。

上流のスノーブリッジを渡るのは大変危険な行動ですので、ショベルを活用して、踏むところを確保しながら進んでください。

渡ったところも結構な水量が流れていますので、濡れないように注意が必要です。

  

御鉢平展望台→北鎮分岐

御鉢平展望台からハイマツ道を通って、北鎮分岐に向かうと、大雪渓があります。

斜度は35°以上のところもあり、アイゼンとピッケルが必要です。

当日はストックでは刺されないぐらいの硬さで、12本アイゼンを使いました。(6月27日)

中岳温泉→裾合平→姿見駅

中岳温泉・裾合平周辺はまだ雪に覆われているところもありますが、融雪も進んでいて、水たまりや踏み抜きへの注意が必要です。

 

 

 

 

旭岳ビジターセンターは環境省が設置し、東川町が管理運営を受託、大雪山国立公園に訪れる方々への情報提供を行っています。
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