10/16(土)、東川町大雪山愛護少年団の今年度最後の活動が行われました。
東川町大雪山愛護少年団では、東川中学校の生徒が集められた団員たちとなり、
旭岳や天人峡地区といった地元の貴重な自然を守るための活動を行なっています。
今回活動のテーマは、ふだんは何気なく歩いている「道」を自分たちの手で整備しながら、
大雪山の利用と保全について一緒に考えてみることでした。
<見晴台コース入口>
今回整備した場所は旭岳温泉自然探勝路の見晴台コースの入口で、既存設置されていた木製の階段が
形がわからないほど、腐食しているところでした。
雨の日は登山道に水が流れて、土壌が崩れてくることで、歩きにくい、滑りやすいという利用者からの苦情も多く
、使用していない廃塩ビ管も散らかっていました。
10月16日、旭岳温泉街も気温が大分下がりましたが、当日は晴れでとてもいい天気になりました。
講師の北海道山岳整備の岡崎代表と山守隊員さんたちが登山道整備に使う木材や石砂を事前にご用意いただきました。
初めて登山道整備に参加した1年生の団員たちのため、作業前に道具の名前や使い方、注意事項などを説明してくれました。
チェーンソーなど一部の道具は危ないので、十分安全距離を確保して、作業しました。
岡崎代表が木材を裁断してくれたところに、階段の間を石や砂で埋める作業をしました。
簡単な作業からスタートして、最後は難しい作業も協力しながら、やり通しました。
今年度新型コロナウイルス感染症の影響で、中止になった活動が多かったため、
久しぶりの屋外活動がかなりハードかなと思いましたが、余計な心配でした。
みなさん久しぶりの活動にもかかわらず、大いに盛り上がって活躍してくれました。
<ビフォー> <アフター>
20段の木柵階段の中で、時間内に作ったのは18段まででしたが、予想をはるかに超える大活躍!
(最後の2段は山守隊の皆さんが完成してくれました。)
こちらが登山道かケモノ道か分からなかったコースには登り、下りも歩きやすい階段になりました。
近くの倒木や石を使用して、自然に与える影響を最小にしながら、利用者への配慮も感じられる登山道を完成しました。
今回の整備活動に参加してくれた愛護少年団の皆さま、講師としてご指導いただいた岡崎代表をはじめ山守隊の皆様、お疲れ様でした。