8月は、大小さまざまなセリ科の草が細かい白花を集めて曼陀羅のような花を咲かせます。
旭岳温泉でも道路沿いに高さ約3m、茎の太さも10㎝を越えるような
巨大なエゾニュウが林立している場所があります。
ややクリーム色の花を咲かせていますが、花をつけるまでに何年もかかります。
マルハナバチからハエ、アブ、カミキリムシ、コガネムシなどいろいろな昆虫が花に取りついていることが多く、
それだけ美味しそうな匂いをさせているのでしょう。
道路沿いで背丈ほどの高さでたくさん咲いているのはオオハナウドです。
周りのほうの花は漢字の「人」という字のように花びらが開いています。
センターの裏からも入れる木道沿いの湿地帯ではドクゼリが群生しています。
ドクゼリは細い柄の先にたくさんのちいさな花をボール状に咲かせます。
ドクゼリの葉の一部が渋い赤や黄に変色しています。
探勝路では、葉にこまかい切れ目がたくさんあるミヤマセンキュウも、ところどころで咲いています。
これは割合平たく小花を広げますが、中心の花ほど小さいようです。
高山植物園、湿原探勝路のワサビ沼・池塘群湿原などで見られるシラネニンジンやハクサンボウフウは、
姿見駅前など高山帯で多く見られます。
これから先、これらの根が太ってくると、ヒグマが好んで食べ
登山道沿いでも掘り返した跡が良く見られるようになります。
花がしぼむとき、キレイな紫色をなっているのが見られます。
8月も姿見ガイドウォークとしぜんかんさつ会は、ほぼ毎日実施し、
お気軽に参加できる自然体験です。
詳しいスケジュールはこちらをご覧ください。