2月7日に旭岳温泉付近をスノーシューでゆっくり歩く「のんびりスノーハイク」を開催いたしました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、少人数制で実施いたしました。
スノーシューは西洋かんじきとも呼ばれる雪の上を歩く道具です。
スノーシューと一緒にストックを使うとバランスを取りやすく、だれでもすぐにスノーシューハイクができます。
しかし、旭岳温泉付近はお湯が流れているところが何箇所あり、雪の下に空洞があるところもありますので
指定コース以外のところを歩きたい際にはガイドツアーの参加、あるいはマップや地形観察をきちんと行ったうえにお進みください。
圧雪されている旭岳クロカンスキーコースからスタートしたのでまだスノーシューが初めての方も慣れていくことができました。
旭岳クロカンスキーコースには2本のレーンがあり、我知らずスノーシューで踏んだり崩したりすると、
クロカンスキー利用者が転んでケガをする恐れがありますので、2本のレーンから離れて歩いてください。
森の中に入る前は、地図、GPS、GPSアプリなどを活用して自分の位置を把握した後、動きましょう。
雪に埋もれる針葉樹林、一見みると全部同じ形かなと思いますが、ガイドのヒントを得ると新しい発見ができました。
寂しく枝だけ残った木ですが、冬芽を観察しながら、夏の葉っぱ、秋の紅葉を想像してみましょう。
スノーシューでのんびり歩くと大自然に住んでいる野生の動物たちと遭遇できる可能性もあります。
枯れて折れてしまった木の上に大きいマッシュルームができました。
マッシュルームを端面を切り、観察してみると降雪当時の気候や気温によって降った雪が違うことがわかります。
雪の中を歩くとふわふわ、気持ちがよくなり、このような傾斜なら滑ったり、スライディングしたりしてもいいじゃないと思ってしまいますが、
滑りたい気持ちになりやすい30度以上の傾斜地は雪崩も起きやすくところなので、お気をつけてください。
雪に埋もれている木や岩にぶつかる恐れもあります。
スノーシューで旭岳温泉、旭岳源水付近を歩くツアーは旭岳ビジターセンターで随時実施しておりますので、
ぜひご参加ください。初心者・子供連れの家族も大歓迎です。