【2/11大雪山旭岳噴気孔ツアー】
2023.02.15 Wed 15:33:15
【2/11大雪山旭岳噴気孔ツアー】

東川町在住のネイチャーガイド鳥羽晃一さんと共に、積雪期限定の人気ツアー「旭岳噴気孔ツアー」を開催いたしました。

 

活火山である旭岳の「地獄谷爆裂火口」では、今も最大200m以上の噴気(水蒸気)があがり硫黄臭を放つ噴気孔です。およそ2800年前に地獄谷が形成され、水蒸気噴火があったのは最近でも約250年前に遡ります。

夏季では間近で見られないため、スノーシューを使って旭岳の大自然を体感します。

  

ロープウェイの乗車前からスノーシューの注意点、歩き方など鳥羽さんからレクチャーを受けます。

日差しが強くなったらサングラスやゴーグルを、汗をかきやすい場合は木綿より速乾性のある化繊をお勧めしたり、開閉がしやすいダウンジャケットを用意したり。ちょっとした装備の工夫と準備で、厳冬のツアーへの心構えも変わってきます。

  

 

時折休憩を挟みながら、プローブ(積雪量を測ったり埋没品や人を捜索する棒)を使って雪の深さを調べたり、「参加者の皆さんが今立っている所は夏は池ですよ」と説明してくれたり、厳冬期ならではの鳥羽さんの軽快な語り口でガイドしてくれます。

  

ゆるやかな上り坂の斜面を登り続け、いよいよ噴気孔へ。ロープや杭打ち、矢印等何もない中を歩いていく為、知識と経験のある鳥羽さんの道標が安全の為にとても重要です。

当日の午前中は風も緩やかで視界も良く、噴気孔から勢いよく噴出する水蒸気が間近で見られました。

        

  

噴気孔から折り返しロープウェイへ戻る頃になると、降雪と強い風で視界がだいぶ悪くなりました。

旭岳の天候はとても急変しやすく、出発前の天気と登った後の天気予報の事前確認が必要です。

  

 

旭岳ビジターセンターでは、2月19日(日)に

『はじめての地図読み&スノーシュー体験』★参加費無料★

を開催いたします。地図を学びながら、スノーシューを使ってセンター周辺の森の中を実体験していただきます

。お申し込みはビジターセンターまでお問合せください。

 

 

旭岳ビジターセンターは環境省が設置し、東川町が管理運営を受託、大雪山国立公園に訪れる方々への情報提供を行っています。
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