東川町在住のネイチャーガイド鳥羽晃一さんと共に、積雪期限定の人気ツアー「旭岳噴気孔ツアー」を開催いたしました。
活火山である旭岳の「地獄谷爆裂火口」では、今も最大200m以上の噴気(水蒸気)があがり硫黄臭を放つ噴気孔です。およそ2800年前に地獄谷が形成され、水蒸気噴火があったのは最近でも約250年前に遡ります。
夏季では間近で見られないため、スノーシューを使って旭岳の大自然を体感します。
ロープウェイの乗車前からスノーシューの注意点、歩き方など鳥羽さんからレクチャーを受けます。
日差しが強くなったらサングラスやゴーグルを、汗をかきやすい場合は木綿より速乾性のある化繊をお勧めしたり、開閉がしやすいダウンジャケットを用意したり。ちょっとした装備の工夫と準備で、厳冬のツアーへの心構えも変わってきます。
時折休憩を挟みながら、プローブ(積雪量を測ったり埋没品や人を捜索する棒)を使って雪の深さを調べたり、「参加者の皆さんが今立っている所は夏は池ですよ」と説明してくれたり、厳冬期ならではの鳥羽さんの軽快な語り口でガイドしてくれます。
ゆるやかな上り坂の斜面を登り続け、いよいよ噴気孔へ。ロープや杭打ち、矢印等何もない中を歩いていく為、知識と経験のある鳥羽さんの道標が安全の為にとても重要です。
当日の午前中は風も緩やかで視界も良く、噴気孔から勢いよく噴出する水蒸気が間近で見られました。
噴気孔から折り返しロープウェイへ戻る頃になると、降雪と強い風で視界がだいぶ悪くなりました。
旭岳の天候はとても急変しやすく、出発前の天気と登った後の天気予報の事前確認が必要です。
旭岳ビジターセンターでは、2月19日(日)に
を開催いたします。地図を学びながら、スノーシューを使ってセンター周辺の森の中を実体験していただきます
。お申し込みはビジターセンターまでお問合せください。