クロカンコース自然情報
2023.03.11 Sat 16:00:03
クロカンコース自然情報

3月に入り気温が上がるとともに、見かけることが出来る野鳥や動物の種類が増えてきました。

 

野鳥は、厳冬期でも見られるヒガラ・コガラ・マヒワの他にも最近では、ウソ・シマエナガ・ツグミ・ミヤマカケス・ホシガラス・コゲラ・アカゲラ・クマゲラなども確認することが出来ます。

 

一部を写真でご紹介…

ヒガラ

配色がシジュウカラに似ている。シジュウカラはネクタイのような黒い帯状の線が入る。

 

 

コゲラ

日本で見られるキツツキの中では最小。世界的には珍しい鳥で、日本周辺の東アジア地域でのみ生息するようです。

 

 

マヒワ

オスは鮮やかな黄色が特徴的。メスは黄色が薄くアオジと見間違えることもある。スズメより小さい。

 

 

シマエナガ

漢字で書くと「島柄長」…「島」は北海道という意味、「柄長」は柄杓の柄のような長い尻尾ことから。

 

 

ウソ(左:メス 右:オス)

鳴き声は口笛のように聞こえる。和名の「ウソ」は口笛を意味する古語の「うそ」から来ている。嘘つきの「うそ」ではない。

 

 

アカゲラ

写真はアカゲラのメス。オスは後頭部が赤い。オオアカゲラも生息する。両者は大きさ、頭、腹、背中の特徴で見分けることが出来る。

 

 

クロカンコースの動物は、エゾリス・エゾユキウサギ・キタキツネの足跡は毎日見ることが出来ますが、その姿を見かけることは多くありません。

上記の3種類の中では発見しやすいエゾリスの特徴をご紹介します。

 

エゾリスは冬眠せず1年中活動します。

 

マツの木の下に松ぼっくりが散らかっていた場合は、その木にエゾリスが良く来ているかもしれません。

 

エゾリスが松ぼっくりを食べた後は写真のような残骸が残ります。

この食痕の見た目から、森のエビフライなどと呼ばれることもあります。

 

 

 

エゾリスは尻尾まで含めると体調が40cmほどあり、雪の上にいた場合は発見しやすいです。

 

 

上の写真の時、足跡は次のようになります。

後ろの小さい跡が前足、前の大きい跡が後ろ足

 

手袋を置いて比較しました。

一歩で30~40cmほどあるのがわかります。

 

 

掲載以外の野鳥や動物を発見した際には、ぜひスタッフまでお声がけください!

 

旭岳ビジターセンターは環境省が設置し、東川町が管理運営を受託、大雪山国立公園に訪れる方々への情報提供を行っています。
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