自然探勝路コマクサコースでは、マイヅルソウの実に色づきかけたものがあり、
ヒロハツリバナやクロツリバナの実が大きくなってきていました。
色もサイズも地味ですが、形がとても面白いキソチドリも道沿いに数株、花をつけていました。
湿原探勝路のワサビ沼・池塘群湿原のほうでは、カエデの仲間のオガラバナがプロペラ型の実を付け、
早朝に寒気が少々入ったところもあるのでしょうか、赤に色着いています。
湿原では綿毛の穂が寂しくなった一方、タチギボウシが咲き始めています。
池塘群湿原の外れでは、トキソウがちいさい群落をつくって、木道のすぐ脇にも数株花をつけていました。
1cmほどのちいさなちいさな蘭ですが、サイズは違えど、花屋のそれと同じゴージャスな花姿をしています。
例年7月に見ることが多いトキソウ、今年は少々遅く咲くようです。
悪天で早く散らされないかが、気になります。
※湿原探勝路はヤブ蚊がとても多い場所ですから、防虫対策をお勧めします。