□旭岳青少年野営場の周辺は、キャンプ場部分は木や草があまりなく、見通しも良く、散歩しやすいところです。取り巻く森林との間に柵があるわけでもありませんから、過去には熊そのものや痕跡の目撃例もあります。他の探勝路や登山道同様、念のためヒグマに対してこちらの接近を鈴や笛、声でお知らせしながら歩きましょう。
□また、風の弱い暑い日には湿原探勝路の一部でまだヤブ蚊が出ることもありますので、こちらも念のため虫除けを。
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□野営場の砂地のところではヤマハハコが咲いていました。
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□ゴゼンタチバナは一部が紅葉
□先が黒い花の痕がたくさん付いたゴゼンタチバナもあります。
花の痕がすべて大きな実に成ることはあまりなく、数個残るだけです。
大きさはだいたい右のマイヅルソウくらいの実に成り、色は朱色から赤色に色づきます。
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□手前と奥に藍色の実が成っていますが、黒っぽく熟していきます。
そっくりですが奥のほうはオオバスノキで、熟しても酸いまま。
□手前はブル-ベリーに近い仲間のクロウスゴ。
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□こちらは透明な赤色に熟するスノキ。漢字にしたら”酸の木”ですから…
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□この辺りでは、根上り松といわれる針葉樹が見られます。倒木や枯れ株の上に落ちた種が育つことが多いアカエゾマツらしい根元の形といえるでしょう。
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□根上り松の根元を覆うコケに混じる草のうち、右下の三枚葉はミツバオウレンです。「常緑の多年草」という説明も多いですが、緑のままで越冬する葉も多い、ということで、夏が過ぎるとやっぱり枯れるものが多くなるようです。