10月3日午後2時頃、山頂から下山した登山者により、
9合目付近に積雪があったという情報が入りましたが、濃霧で姿見駅、旭岳温泉街からは確認できませんでした。
午後4時頃、旭岳自然監視員から”一瞬霧が晴れて姿見駅から山頂の雪が確認できました”と連絡が入りましたが、
すぐ霧に包まれたそうです。
その後2日間は風が強くロープウェイも運休になり、
山頂もずっと雲がかかっていたため、観測ができなず初冠雪にはなりませんでしたが、
本日10月6日に旭川地方気象台から旭岳上部が雪などで白く覆われているのが確認されたと発表され
2021年の初冠雪になりました。
↓朝6時頃の東川町ライブカメラ画像
姿見の池園地の紅葉はほぼ終わりましたが、
クロウズゴやエゾノマルバシモツケなどの低木の紅葉がまだ楽しめます。
紅葉ピークの鮮やかな色ではないですが、山全体が落ち着いた色となり晩秋の雰囲気が漂っていました。
姿見の池展望台を過ぎて、旭岳山頂に向かう登山道(5.5合目)では、積雪が確認できました。
(10月6日午前11時)
岩や植物の上に薄っすらと雪が積もっています。
6合目を過ぎてからは、登山道のほとんど雪に覆われ土も濡れていて滑りやすくなっていました。
地獄谷の上部も雪に覆われている様子が見えました。
本日確認できたのは、7.5合目までで積雪はまだ1㎝も至らない量ですが、
土が濡れていて滑りやすくなっていて、石や岩の表面が少し凍っているので注意が必要です。
気温は1℃前後ですが、風速が5ⅿ以上で体感気温はマイナスでした。
まだアイゼンが必要になる程の積雪ではないですが、冬山は夏山に比べて、
利用者が少なく山頂の積雪状況の更新が遅いので冬山向けの登山装備をお持ちください。
当麻岳の稜線も標高が高いところを中心に積雪がありました。
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■追記■
環境省よりいただいた山頂付近の積雪状況です。
山頂付近は足首程の積雪で、本日時点はアイゼンが必要な程ではなかったとの事ですが、
気象条件は日々変化しますので、くれぐれも注意ください。
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10月7日の風景