講演会「地名と探検史からひもとく大雪山」佐久間弘
10月23日(水)13:30~15:30
旭岳ビジターセンター(上川郡東川町旭岳温泉)
参加費 500円
今年6月25日に行われた講演の再演が、場所を新たに旭岳ビジターセンターにて行われます。
前回伝えきれなかった内容も盛り込んで、お話しいただけるようです。
講演いただくのは、山岳ガイドで山樂舎BEAR代表の佐久間弘さん。
最近では、大雪山・山守隊の主要メンバーとしても活躍されています。
北海道各地の地名がアイヌ語と密接に関わっていることはよく知られています。
かつての探検家たちは、アイヌ民族の力を借りて北海道を知り、その音訳を地名に当ててきました。
地名と探検史の密接な関わりは、大雪山でも見ることができます。大雪山と石狩川源流部の地名の多くは、北海道の内部がまだ地理的空白地帯であった江戸末期から大正初期にかけて、この地域を探検した先覚者たちがアイヌの案内人から聞き取って付けたものであることが分かっています。そんな地名の由来と探検史の関わりを文章や地図をもとに紐解いていきます。
是非、晩秋の旭岳温泉も眺めに、旭岳ビジターセンターにお越しください!
佐久間さんは1962年、新潟県上越市出身。大学卒業後、北アルプス穂高岳山荘に勤めて以降、山小屋業界を巡りました。1995年東川町に移住し、山岳ガイドとして活動開始。2001年、山樂舎BEAR設立。ガイド業のかたわら、大雪山の環境保全活動にも取り組んでいます。2018年「大雪山・山守隊」の設立に参加。現在、大雪山の地名と探検史を研究中。