本日は雪の結晶の観察日和でした。
よく見かける枝分かれした六角形の結晶は「板状結晶」というタイプに分類され、そこから枝の別れ方によってさらに細かく分けられています。
結晶の分類は、大まかに6種類、この6種類の中でも細かく分かれて35パターンになります。(もっと細かく分ける場合もありますが、キリがないので気になる方は調べてみてください。)
板状結晶は、気温が-20℃~-10℃で湿度が高いときに観察することができます。
湿度が高いほど枝分かれしやすく、このような細かい枝状の結晶を「樹皮六花」と言います。
各角の先端が枝状ではなく板状になっているものは「角板付六花」
湿度が低いほど枝分かれし難く枝のない六角形の「角板結晶」になります。
枝に細かい粒がついているものは「六花あられ状雪」と名前がついています
「六花」とは雪の別名です。
結晶が六角形であるところからきています。俳句の冬の季語にもなっていて「ろっか(りっか)」「むつのはな」と読みます。
雪を花に例えた別名は他にもいくつかあります。
・風に乗ってきた雪を「風花(かざはな)」
・光の反射でキラキラと光って見える様子から「銀花(ぎんか)」
・雪を花に例えているが、香りはないので「不香の華(ふきょうのはな)」
・おめでたいことの前兆、潤っている様子から「瑞花(ずいか)」
・天から降る雪を花に見立てた「天花(てんか)」
このように、雪の結晶について調べてみるととても奥深いことがわかります。
ビジターセンター入り口に設置されている顕微鏡で観察することができますので、ぜひスタッフまでお声がけください。