3/8 雪の結晶
2021.03.08 Mon 16:10:54
3/8 雪の結晶

本日は雪の結晶の観察日和でした。

 

 

 

よく見かける枝分かれした六角形の結晶は「板状結晶」というタイプに分類され、そこから枝の別れ方によってさらに細かく分けられています。

結晶の分類は、大まかに6種類、この6種類の中でも細かく分かれて35パターンになります。(もっと細かく分ける場合もありますが、キリがないので気になる方は調べてみてください。)

板状結晶は、気温が-20℃~-10℃で湿度が高いときに観察することができます。

 

湿度が高いほど枝分かれしやすく、このような細かい枝状の結晶を「樹皮六花」と言います。

 

各角の先端が枝状ではなく板状になっているものは「角板付六花」

 

湿度が低いほど枝分かれし難く枝のない六角形の「角板結晶」になります。

枝に細かい粒がついているものは「六花あられ状雪」と名前がついています

 

「六花」とは雪の別名です。

結晶が六角形であるところからきています。俳句の冬の季語にもなっていて「ろっか(りっか)」「むつのはな」と読みます。

 

雪を花に例えた別名は他にもいくつかあります。

・風に乗ってきた雪を「風花(かざはな)」

・光の反射でキラキラと光って見える様子から「銀花(ぎんか)」

・雪を花に例えているが、香りはないので「不香の華(ふきょうのはな)」

・おめでたいことの前兆、潤っている様子から「瑞花(ずいか)」

・天から降る雪を花に見立てた「天花(てんか)」

 

 

 

このように、雪の結晶について調べてみるととても奥深いことがわかります。

ビジターセンター入り口に設置されている顕微鏡で観察することができますので、ぜひスタッフまでお声がけください。

 

 

旭岳ビジターセンターは環境省が設置し、東川町が管理運営を受託、大雪山国立公園に訪れる方々への情報提供を行っています。
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