5/28 ヒグマとの遭遇
2025.05.30 Fri 16:08:07
5/28 ヒグマとの遭遇

【2025年ヒグマ関連情報】にも掲載しましたが、先日仕事帰りにヒグマに遭遇しました。
7年通勤していますが、遭遇したのは初めてです。

 

5月28日 17:30頃
ヒグマは天人峡方面から道路上を走ってきました。
個人の考察ですが、車(私)の存在を確認したのでガードレールを
乗り越えて樹林帯の中に入ったように思います。

 

その後は木々の中を走り抜けて再び道路上に現れましたが
またガードレールを乗り越えてすぐに森の中へ帰っていきました。
遠くから見ていると、森の中に入るとゆっくりしていて、しばらく同じ場所に滞在していました。
やはり道路よりは森の中が落ち着くのでしょうか。

 

動線が絡み同じ個体に2回遭遇しましたが
2回ともヒグマと目が合い、こちらを確認しているのがわかりました。

 

2ⅿはあるように見えた大きなヒグマでしたが
親離れしたばかりの好奇心旺盛な若いヒグマとは違って、賢く
ちゃんと人間(私)を認識して避けてくれました。

 

ニュースでヒグマの出没と聞くと、もちろん真っ先に怖い感情が出てきます。

遭遇した時も車じゃなかったら冷静ではいられませんが

遭遇したヒグマは人間を避けて森の中へ入っていっただけです。

避けてくれてありがとう、と思いました。

 

しかしながら、ヒグマと遭遇したのは旭岳源水付近で人の出入りもある場所で、

あまり利用する方はいませんがバス停もあります。
私は車でしたがバス停に人がいたらと思うと、かなりの至近距離でゾッとします…

 

基本的にヒグマは人間を避けて行動すると聞いていますが、
山ではどこで遭遇するかわかりません。

 

山菜取りや植物の観察などで、山を歩かれる方も多いと思いますが

野生動物のフィールドにお邪魔してる事を忘れずに
お互いの為にも可能な限り遭遇を避けられるよう行動したいです。

 

 ・鈴や笛を携帯して音を出しながら行動する
 ・車の見える範囲で行動する
 ・複数人で行動する 
 ・見通しの悪い場所には行かない(藪や樹林帯の中など)
 ・クマスプレーを携帯する

 

※5/29に遭遇場所付近に注意喚起の看板を設置していただきました。

旭岳ビジターセンターは環境省が設置し、東川町が管理運営を受託、大雪山国立公園に訪れる方々への情報提供を行っています。
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