ロープウェイ山麓駅の裏側に広がる湿地(勇駒別湿原)では、エゾノリュウキンカやミズバショウが広大に開花しています。
木道沿いのエゾノリュウキンカはピークを過ぎつつあり草丈が伸びて木道を覆い隠す勢いになってきていますので、木道が濡れている場合など滑りやすいときは特にご注意ください。
↑①赤いサンゴのような芽吹きが見られます。まもなく緑色になって伸びてゆき、大人よりも高くなるでしょう。
↑②木道脇の湿っぽいところでは白いアブラナの仲間が 2種類開花を広げています。そっくりですが、花の大きさや葉の形が違います。
↑③ 木道沿いのエゾノリュウキンカの花はピークを過ぎて実に成ってきています。
(ロープウェイから湿地全体を見おろすのは、まだまだ見ごろが続きます。)
エゾノリュウキンカはキンポウゲ科の植物でこの仲間は実が似ているようです。
↑④ 途中に小沼が見えます。寒い日などは湯気が立ち昇るのが見えるでしょう。この沼は湯が湧き出しており、周りの泥は高温を好む細菌が集めるマンガンのため黒く、少しずつ高くなってきているようです。今月末頃には周りの草(アシ)が高く伸び、沼を隠してしまいます。
↑⑤ 数日のうちにこの箇所の雪は融けきりそうですが、ビジターセンターの裏側の方の木道や、ロープウェイ駐車場奥の看板の先の遊歩道(山道)の残雪はもっと多く、融けきるのは来週の週末あたりになりそうです。
↑⑥チシマザクラは、温度の高い木道沿いの数本がほぼピークです。
(駅前駐車場の反対側のチシマザクラ植栽地にも二十数本の木がありますが、こちらは下の地面がほぼ雪におおわれ、まだ咲いていません。開花は中旬になりそうです。)
↑⑦この辺りは木道の上を常に水が流れて滑りやすく、植物の成長も早いので、
長靴などハイカットで防水性が高い靴が良さそうです。
リュウキンカはピークを過ぎ、エゾワサビとオオバタネツケバナが開花してきています。
木道の一部には破損個所があります。 ご注意ください。