6/27の裾合平方面の状況をお届けします。
午前8:00
天候:雨
気温:13℃
風速:4m/s
当日は雨と濃霧で肌寒い気候でした。
ブログを読んでいただいてる方に誤解のないようにお伝えすると、
本来この天候での登山は決してお勧めしておりません。
本ブログは職員が様子を見に行った際の状況として、お考えいただければと思います。
決して悪天候での登山を推奨するものではありません。
裾合平方面の登山道は残雪が多く、軽アイゼンやスパイク、GPSの携行をお勧めします。
鏡池から、裾合平方面へ向かう途中の展望台(P14)※たすかるマップ参照
まで雪はありませんが、複数の水たまりがあります。
展望台を過ぎると、大きな雪渓により登山道が不明瞭です。
緑ポールとピンクテープがありますが、地図やGPSにて位置を確認してください。
雪渓を抜けると、ハイマツ帯の登山道となり水たまりが多く点在しています。
しばらく進むとまた雪渓が現れます。足元への注意を怠ってはいけません。
山では視界が急変する事も多いので地図やGPSを携行していないと、遭難の恐れが高まります。
また、気温13℃でも足元の雪面は所々で凍っており、軽アイゼンやスパイクが無いと滑落する恐れがあります。
上り斜面と下り斜面の写真です。
視界不良時は進むべき登山道の先が見えなくなり慎重な行動が求められます。
裾合平分岐手前まで雪渓と水たまりが、木道付近はスノーブリッジがあり踏抜きに充分注意して下さい。
裾合平では、キバナシャクナゲやショウジョウバカマの開花がいくつか見られました。
チングルマは若芽が出始めています。蕾はこれからのようです。
裾合平登山道は現在も整備中の為、資材や木材が置いてあり歩行時は注意して通行してください。
ピウケナイ沢方面は更に水量の多い水たまりと残雪が続きました。
ピウケナイ沢は、増水と急流で腰付近ほどの水深となり渡渉は大変危険です。
沢手前の登山道は残雪が多くこちらも危険です。
沢周辺では増水の轟音により、熊鈴の音は聞こえづらくなり、ヒグマと遭遇するリスクも高まります。
落ち着くまで、旭岳→当麻乗越方面への縦走は控えましょう。