自然探勝路のコマクサコースには、まだ踏抜きなど要注意の残雪が一部にありますが、開花の方も進んできています。
木陰やかん木の枝につく、ちいさかったり色も葉に似たものだったりして見つけるのが難しいかも知れません。(午後のしぜんかんさつ会なども上手にご利用ください。)
乾いた地面ではエゾイチゲが咲いているところがあります。
真っ白な花ですが、時折かすかにピンク色をしていることもありますね。メシベが実に成りはじめたら良く見ておいてください。
金時豆そっくりな草の種が雪融けの下から出てきていました。
見晴台方面は人通りも少なく、不明瞭な箇所や残雪もかなりある部分があります。特にビジターセンターに近い側の丸太橋が腐りかけて傾いており、注意が必要です。特に濡れて滑りやすいときなどは転落に気を付けましょう。
ショウジョウバカマも数を増やしています。これも花から実に変わるったところが注目です。”ショウジョウ”は本来、花(顔)が赤いことを意味し、本州などではピンクが多いようです。北海道でも森の中でないとピンクのものもみられます。
日当りが良いところではコマクサコースにもチシマザクラの開花が見られます。
その他、コヨウラクツツジや(花が地味なブルーベリー近似種の)クロウスゴがそこかしこで開花、クロツリバナやヒロハツリバナ、オオバスノキなどがツボミが大きくなっています。