6/7に開催した「新緑の天人峡ツアー」の様子をお届けします。
トムラウシ山登山口から、標高差300mある急坂の「三十三曲がり」を登り「滝見台」を目指します。
雨後の登山道は滑りやすく、狭い傾斜がありますので、滑りにくい靴で足元を注意しながら登ります。
ニリンソウの群落の中にミドリニリンソウを見つけました。
エンレイソウ、ミヤマエンレイソウ、近似種または自然交雑種と思われる薄紫色のエンレイソウも。
花を咲かせるまでにおよそ10年かかるエンレイソウ。大きな葉と可憐な萼が登山者の足を止めます。
エゾレイジンソウ、ズダヤクシュ、ツバメオモト
ナンブソウ(葉は象さんの耳の形)、エゾイチゲ、ヒメイチゲ
エゾクロクモソウ(葉)、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ(距が白い)
コヨウラクツツジ、ムラサキヤシオツツジ、クロバナハンショウヅル
カラマツソウ(葉が三色パンの形)、ホウチャクソウ、クルマバツクバネソウ
マイヅルソウ、コミヤマカタバミ(葉がハート型3枚)。サンカヨウは一株だけ咲いているのを見つけました。
オオカメノキ(葉が亀の形)の白い大きな飾り花は、甘い香りとともに登山道を彩っていました。
ヤマブキショウマ(葉)、ハゴロモホトトギス(葉)の開花は7月頃でしょうか。
過去に開花したハゴロモホトトギスの詳細は、こちらからご覧ください。
他にも、ヨブスマソウ、コモチミミコウモリ、ゴゼンタチバナ、オオアマドコロ、オオバタケシマラン等々
沢山の植物が見られました。
登山道は一部崩れかけている所がありますので、みなさんと慎重に進みます。
標高900mに近づくと、広い平坦な森になります。滝見台まであと500mほどです。
滝見台まで来ると参加者の皆さんは歓声を上げました。水量の多い羽衣の滝の眺望は見事でした。
旭岳は雨雲に覆われ、6合目付近まで見えました。
ツアーにご参加いただいた皆さま、講師の鳥羽さんありがとうございました。
今後もツアーや自然観察会を随時開催いたします。
HPやFacebook、イベントチラシからご確認ください。
詳細はこちらから。