『雪崩から身を守るために』が、
2月19日~2月20日の2日間にかけて開催されました。
2月19日(土)
講師:大西 人史 氏(雪崩事故防止研究会)
阿部 幹雄 氏(雪崩事故防止研究会)
司会:越高 美雪 氏
大西さんのテーマは、
『雪崩の基本とリスクマネジメント』
雪崩の基本的な知識を一つひとつ丁寧にお話いただきました。
冬山に入る際の注意点をはじめ、山の地形から常に自分の立ち位置を確認するなどして、
しっかりと自分自身でリスクマネジメントを行うことの大切さを教えていただきました。
阿部さんのテーマは、
『大雪山上川岳雪崩事故~北大生2名が埋没、
コンパニオンレスキューにより生存救出~』
阿部さんのお話と当時の状況を語った北大生の映像が、深く印象に残りました。
日頃の訓練と判断で幸いにも全員救出された事例ですが、
改めて雪崩の危険性について、一人ひとりが考えるきっかけになりました。
2月20日(日)
講師:及川 欧 氏(雪崩事故防止研究会・旭川医科大学)
有川 直哉 氏(旭川方面旭川東警察署)
司会:越高 美雪 氏
及川さんのテーマは、
『雪崩事故の医学』
医師としてのお話や南極に行かれたお話など幅広くかつ、
実体験を通して分かりやすく教えていただきました。
東川町のおすすめグルメや休日の息抜きの方法についてもご紹介いただき、
日々、忙しく過ぎる毎日の中でも「ハッピー」に過ごすことの大切さも教えていただきました。
有川さんのテーマは、
『北海道警察山岳遭難救助隊員の活動と救助体制』
山岳遭難救助隊員としての活動をお話いただきました。
私たちにとって身近な除雪の際の注意点や、
当館でも配布している「たすかるマップ」についても教えていただきました。
また、この日の質疑応答では有川さん、及川さんはじめ、
昨日、ご講演いただいた大西さん、阿部さんもご来席いただき
皆さんからのご質問に一つひとつ丁寧にお答えいただきました。
2日間に渡り、開催された講演会は両日とも沢山の方々に足を運んでいただき
大盛況のうちに終える事ができました。
ご参加いただいた皆様、講師の大西さん、阿部さん、
及川さん、有川さん、司会の越高さんありがとうございました。