1月23日にあさひだけ冬季イベント「イグルー作り」を開催いたしました。
この日は、大雪山ネイチャーガイド塩谷 秀和さんをお招き、本格的なイグルー作りに挑戦してみました。
塩谷さんがイヌイット民族に関する書籍を参考にした設計図も準備してくれました。
最初のステップはイグルー作りに適した雪を探すことからです。
旭岳の雪遊び広場周りには除雪された雪がたくさん積もっていて、新雪の下を掘ると固まった雪の層があり、良いブロックが取れます。
スコップやノコギリ利用して、下の層をブロックの状態で切り出しています。
取った雪のブロックはスノーソーやノコギリで表面をきれいにして、 一段ずつ積んでいきます。
3段目までは壁のように垂直に積み重ねて、3段目以降からは下のブロックよりもさらに内側に寄せながら、
屋根のところは、橋をかけるように積み重ねて行きます。入り口はスノーソーで切り取りました。
少し時間オーバーしてしまったのですが、イグルーが完成しました。
イヌイットが獲物を求めて移動する途中、仮泊するために作ったイグルーが旭岳にも登場!
雪洞より手間がかかり、雪質にもよりますが、積雪が十分ではないときにも作れるし、
換気・採光も考慮したものなので、ぜひ試してみてください。
(平素は野生動物の臨時シェルターになることを防ぐため、閉鎖の状態です。)
ご参加の皆さん、講師の塩谷さん、ありがとうございました。