2019.09.05 Thu 12:06:51
【9/2裾合平・当麻乗越方面情報】草紅葉進行中

裾合平のチングルマ紅葉情報です。
今年は例年に比べて進みが早く、全体的に紅葉し始めの赤茶系に染まってきています。
今後の気温/天候にもよりますが、今月10日以降あたりには本格的な見ごろを迎えるかもしれません。
■姿見~裾合平

(※写真は以前撮影したものです)
- 雨天後や早朝はハイマツや笹などについた水滴で脛あたりまで濡れることがあります。ぬかるみや水たまりもあるので長靴・もしくはゲーターの着用推奨です。
- 涸れ沢と交差する場所では道間違いにお気をつけください。不慣れな方は、経験者に同行してもらうのが無難です。
- 同日に中岳温泉まで行ってきた旭岳自然保護監視員さんのブログもご参考ください。

- 8/20のブログでもご紹介しましたが、ロープウェイ姿見駅より1.9km地点の標柱にヒグマの噛み跡と身体を擦りつけた跡が見られます。
- 紅葉のようす↓ 当麻岳の斜面もうっすらと色づき始めています。

■裾合分岐~当麻乗越

- 当麻乗越までは深い水たまり、ぬかるみの多い道です。

- ピウケナイ沢手前の標柱にもヒグマの噛み跡が見られます。ハイマツ帯や笹やぶで見通しの悪い場所ですので、遭遇を防ぐために鈴などを携行しましょう。

- ピウケナイ沢の渡渉点には飛び石が整備されています。が、雨が降るとすぐに増水して渡れなくなる恐れがあるので注意が必要です。

- 沢周辺ではタカネトウウチソウ・モミジカラマツ・チシマアザミなどの花が目立ちます。

- 天気が良ければいつまでも歩いていたくなる登りです。
足元は背の低い笹が生い茂っています。泥で滑りやすくなっている場所もあります。特に下山時、足をとられないようご注意ください。


- 現在、当麻乗越周辺の岩場ではウラシマツツジの草紅葉がハイライトです。大雪山では一早く鮮やかな紅葉を見せてくれる高山植物です。
■当麻岳山頂方面

- 当麻岳山頂に至る道は草やハイマツが覆いかぶさり、道が不明瞭です。視界不良時は岩場のマーキングも見落としやすくなりますので、ご注意ください。
姿見周辺でも着々と紅葉が進んでいますが、エゾオヤマリンドウのお花もまだきれいに咲いています。


過ぎ去る夏と訪れる秋が交差する、今ならではの風景です。